• 艦船模型・航空機模型などの完成品と製作過程

    月組公演 感想 BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-
    このショーでは、まずそもそも論として「ショーとは何か」という話になります。更に「ショーとレビューはどう違うか」という話もあるのですが、ミュージカルとショーを比べると分かりやすいです。
    基本的にはミュージカル=ストーリーがある。ショー=ストーリーがない。です。歌手などのディナーショーでもストーリーはありませんよね。
    しかし、今回のショーではストーリーがあります。このストーリーがもう意味がワケワカラン度最高です。

    舞台は地球首都・TAKARAZUKA-CITY。世界統一され、戦争も犯罪も全ての悪が鎮圧されたピースフルプラネット“地球”に、月から放浪の大悪党バッディが乗り込んでくる。バッディは超クールでエレガントなヘビースモーカー。しかし地球は全大陸禁煙。束縛を嫌うバッディは手下たちを率い、つまらない世の中を面白くするためにあらゆる悪事を働くことにする。彼の最終目標はタカラヅカ・ビッグシアターバンクに眠る惑星予算を盗み出すこと。しかし、万能の女捜査官グッディの追撃が、ついに彼を追いつめる!

    このショーでは演出の上田久美子さんがインタビューに答えておられます。

    面白いのはミュージカルとショーの違いです。

    芝居は、人間が生きていくなかで障害を乗り越えていくという話がベースになるので、ある種、ネガティブな要素を入れないといけないですよね。最初からハッピーな人がハッピーになるという芝居は成立しないと思っておりますし。でも、ショーでは基本的にネガティブな要素を入れる必要はなく、ポジティブなものを自分の中から出していけばいいので

    なるほどと思いました。
    なので逆に「悪」が主役なのねと思いました。
    ショーの内容はネタバレになるので差し控えますが、もう上の通りワケワカラン(褒め言葉)ですが、実は各場(何場という意味)を切り取ってみれば、宝塚のショーの王道に沿っている部分が圧倒的に多くタカラジェンヌの魅力を存分に引き出すものになっています。上のインタビューでも書かれていますが

    「私自身は伝統的なタカラヅカが匂い立つ、遠くから美しい世界をのぞいているような幻想的なショーが好きなのです」

    という言葉の通りかなり王道なショーであった事は強調しておきます。
    一応一つだけネタバレを・・・
    「悪いことがしーたーいー」

    という歌があるのですが、これだけ見ればなんじゃこりゃですが、宝塚のショーになると全く違和感が無いのが恐ろしい事です。
    最後に、初のショー作品で大変斬新な作品を送り出しましたが、こういう斬新さというのは宝塚歌劇が続いていくためには必ず存在しないといけないものです。ショーは特に「古典的で完成度が高い」ものが上演されがち、お客様もそれを望んでいるのですが、常に新しいことに挑戦する事が年単位のスパンで見れば必要です。こういう宝塚歌劇団のしたたかさにはいつも恐れ入ります。

    投稿者プロフィール

    まいど! maido
    模型好き。カメラ好き。各模型雑誌で掲載多数。
    艦船模型、飛行機模型、AFV模型などプラモデル全般の制作代行も承っております。「お問い合わせ」からご連絡ください。(注)2021年3月現在多数のバックオーダーのためご新規での制作代行は半年以上先の納品となります。

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