ドイツの滑空飛行艇、つまりグライダーかつ飛行艇という機体です。正面から見るとガル型の翼になっています。逆ガルではなくガル型ですね。
キットはSPINmodelのレジンキットです。では、中身を見てみましょう。
レジンキットとはいえ、大体のパーツ毎にきちんとパッキングされています。全パーツ一緒に袋に入ってると大雑把なキットもある中、このキットはなかなか親切ですよね。
ハーケンクロイツはヨーロッパでは御法度なので、2つのデカールを合わせて再現するタイプです。
あまり良く知らないメーカーだったので、調べてみました。プラハから約30㎞にある都市のメーカーのようです。現在活動しているかどうかは良く分かりません。
最近チェコの方とやり取りをする事があったのですが、チェコというのは国の成り立ちからして、「チェコ」というルーツというか歴史に大変思い入れが強い国のようです。チェコをナチスドイツと同一視するのはもちろん、オートリア=ハンガリー帝国との同一視も
スコットランド人にイングリッシュ!という位には失礼
のようですね。所謂「地雷」ってやつです。
宝塚歌劇でも有名な「エリザベート」でオーストリア=ハンガリー二重帝国が出てきますが、オーストリア=ハンガリー=ボヘミアの三重帝国も構想にあったようです。なので、チェコを他の国と同一視というのは危険だなと思いました。そういえば中学生位の社会の授業とか音楽のスメタナ、ドボルザークでもチェコ及びチェコスロバキアの事は勉強したなと。
この辺りの中欧の歴史は難しいけれどもドラマチックで、いずれまとめて取り上げようと思っています。
ガイアノーツのレジンウォッシュに漬け込んで離型材を落とします。
一緒に漬け込んでいるのは制作予定のNIKOモデルのレジン。