高品質なレジンキットを発売している安芸製作所のキットをご紹介します。ここまで高品質だとレジンキットでも特に作りにくいとは言えないので、レジンキット初挑戦の方にもおすすめできそうです。
日本陸軍のキ12という試験機です。フランスのデボアチーヌD510を参考に開発した機体で、モーターカノン(エンジンの軸に機銃が装備されている)付きのエンジンを装備しています。
モールドの素晴らしさももちろん驚くのですが、胴体内部のピンと受ける穴があるのに驚きます。飛行機レジンキットでは見たことがない構造で、レジンキットによくありがちな「原型制作者だけわかるコツがある、つまりどこを優先的に合わせればいいかわかる」というものではありません。この構造なら実にユーザーフレンドリー!
驚いたのがこれ、既に金属線が入った状態でレジンが整形されています。レジン製飛行機キットの欠点の一つが脚の強度が足りない事なんですが、これなら強度の心配はありません。いったいどうやって整形しているのでしょう???スゴイ!
開封時の私のミスだと思うのですが、ウインドシールドのクリアーパーツが見当たりません・・・・。しかしプラ板で簡単に再現できる平面構造構造ですし、プラ板の方が薄くできそうなので全く問題なしです。