エアフィックスの 1/72 九七式艦上攻撃機 プラモデルの完成品です。
珊瑚海海戦は相手艦隊を視界内に入れずに戦った史上初の海戦となりました。この為両軍ともにタンカーを空母に誤認や、敵空母に着艦しようとするなどエラーが多発しました。5月7日にはアメリカの攻撃で小型空母祥鳳が沈没しました。この混乱した状況で5月8日日米機動部隊が交戦しました。
翔鶴から発信した菅野機はアメリカ機動部隊を発見、正確な位置を伝えました。菅野機は帰還中に日本攻撃隊とすれ違い、
「我 帰艦を止め味方攻撃隊を誘導す」
と打電、反転して日本攻撃隊をアメリカ機動部隊まで誘導しました。菅野機の残存燃料から考えて未帰還を覚悟しての行動だったと考えられます。
菅野機は燃料が足りないこと知った上で、母艦「翔鶴」の方向へ燃料が続く限り飛ぼうと思ったらしく、日本機動部隊へ単機で飛ぶ九七式艦上攻撃機をF4Fが発見し撃墜しています。
第二次ソロモン海戦で、空母瑞鶴が燃料不足の石丸大尉の攻撃隊を救うために単独行動していますが、搭乗員と空母の間には強い絆があったのだと思います。恐らく菅野機には翔鶴が被弾した情報も届いていたのではないかと思います。
キット紹介と作るきっかけは下のリンクをご覧ください。
以前書いた通り、先輩にあたる岸田兵曹も含まれる慰霊塔を訪れました
飛行状態で制作しました。機番は分からなかったので、キットのままです。反転誘導の電文を送信中という設定で、機体下部のアンテナを展開状態にしてあります。
でも細すぎでほとんど見えない(笑)
塗装はタミヤの瓶入りラッカー系塗料の明灰白色と濃緑色2です。