• 艦船模型・航空機模型などの完成品と製作過程



     シャルンホルストは、ヒトラーによる再軍備計画により、装甲艦「ドイチュラント」を建造したドイツ海軍がその後に計画建造した戦艦です。一部では「巡洋戦艦」と呼ばれる事もありますが、ドイツ海軍では「戦艦」と呼んでいたので、これに従います。ドイチュラントに対抗してフランス海軍がダンケルク級を建造したため、ダンケルク級に対抗する艦として建造されました。主砲は当初38センチ砲(ビスマルクと同じ)連装3基が計画されましたが38センチ砲の開発が間に合わないため、28センチ砲の改良型を搭載する事になりました。ダンケルク級が33センチ砲であり、シャルンホルストは建造当初から攻撃力不足の欠点を抱える事になりました。ただ、船のスタイル的に大変均整のとれたものであり、「世界一美しい戦艦」とも呼ばれていました。
     シャルンホルストは大戦中、同型艦グナイゼナウとともに通商破壊戦を行います。ユーノー作戦ではイギリス空母「グローリアス」などを撃沈しています。ドーバー海峡突破のチャンネルダッシュに成功後、1943年にはノルウェー方面へ出撃、スピッツベルゲン島を砲撃しています。
     ノルウェー方面には戦艦「ティルピッツ」も展開してましたが、イギリス特殊部隊(X艇)の攻撃を受け損傷、行動不能となったため、シャルンホルストは同方面の唯一のドイツ戦艦となりました。
     1943年12月ソ連への輸送船団攻撃にシャルンホルストは駆逐艦5隻を率いて出撃。途中偵察のため駆逐艦を分離したため、シャルンホルストは単独で戦う事になりました。まずイギリス巡洋艦部隊と交戦、この時シャルンホルストはレーダーに命中弾を受けてしまいます。シャルンホルストは船団攻撃を断念、離脱しますが、イギリス巡洋艦部隊が追跡し、イギリス本国艦隊の戦艦「デューク・オブ・ヨーク」を中心とした部隊が到着、シャルンホルストに集中攻撃を加えます。シャルンホルストは射撃可能な砲で戦いますが、「デューク・オブ・ヨーク」の主砲弾10発以上、魚雷11本が命中。主砲塔は破壊され、副砲は全弾撃ち尽くすまで戦い、ついに沈没しました。
     ドラゴンの新発売のキットです。モールドなども優れたキットですし、パーツの合いもかなり良い部類なのですが、パーツの取り付け部の考え方など国産の350分の1の艦船のみ作られた方は若干戸惑うかもしれません。ただ、この大きさでエッチング付で税抜き13800円というのはお買い得だと思います。また主砲・副砲はもちろん、高角砲・単装機銃にいたるまで砲口が開口されているのは驚異的です。また説明書の間違い、説明不足などがかなりありますので、個人的にはタミヤの1/700のシャルンホルストを参考にされるのが良いかと思います。しかし細部はお手上げなので、最終組立の図と途中の組立図に矛盾が無いかを良く確認しながら進める必要があります。
     発売時期をやきもきしていたのですが、8月上旬には発売され、制作期間1月(平行作業で350の某巡洋艦があったのが死にそうでしたが)でなんとか完成しました。
     エッチングは全ては組み込んでいませんが、主要なエッチングは組み込んであります。手すりのエッチングはライオンロアの3段手すりです。アンカーチェーンはエッチングが付属しているのですが、イマイチだったので金属製のチェーンに変更しています。
     塗装は北岬沖海戦時が載ってはいるんですが、シャルンホルストの端正なイメージにどうしても合わなかったのでスピッツベルゲン島砲撃時まで位の塗装にしてあります。1943年のシャルンホルストとしては最も有名な塗装だと思います。
     ダークグレー=軍艦色5(SDEカラー)
     ライトグレー=明灰白色(Mrカラー)
     スモークグレーでシャドウを入れてからつや消しクリアーです。舷窓はコピックでスミ入れしてあります。
     アオシマのW700Hと小西製作所の金具で固定しています。後部マストがかなり高いのですが、艦首も艦尾も後部マストもクリアランスが2センチ以下でなんとか固定できています。

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    投稿者プロフィール

    まいど! maido
    模型好き。カメラ好き。各模型雑誌で掲載多数。
    艦船模型、飛行機模型、AFV模型などプラモデル全般の制作代行も承っております。(注)2021年3月現在多数のバックオーダーのためご新規での制作代行は半年以上先の納品となります。

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